地域医療
イージーカルテWeb2.0は、CHIRD(一般社団法人 地域医療情報研究開発機構)が提供するSaas型電子カルテサービス『フェニックス』のエンジンとしても採用されています。
フェニックスの基本機能はイージーカルテWeb2.0と変わりませんが、いくつかの機能を追加・強化しています。
※ 以下の機能は、開発中・開発予定のものを含みます
■地域カルテ
CHIRDと共同研究を行っている自治医科大学は、CHIRD会員である医療機関等から診療データを定期的に収集・蓄積しています。この蓄積された診療データを、患者の同意があるものに限り、CHIRD会員間で共有することで、品質の高い医療連携が可能になります。
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地域カルテ
Saas型電子カルテ『フェニックス』が提供する地域カルテ機能では、各会員(医療機関等)から提供された診療データを【施設横断】で参照することができます。 |
■薬剤データベースを利用した診療支援
JAPIC(財団法人日本医薬情報センター)のデータを利用した、禁忌チェックや適応症チェック、添付文書の参照等を行なうことができます。
地域カルテを利用したチェック
地域カルテを利用することで、【施設横断】のチェックが可能になります。すなわち、自院以外で処方された薬剤についても、相互作用チェックや、成分の重複チェックを行うことができるため、質の高い診療を行うことができます。
その他機能
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禁忌チェック
カルテデータの登録前に、禁忌チェックを行い、飲みあわせや投与量に問題がある場合は、警告を出します。
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適応病名の登録支援
病名の登録時に、処方内容から推定される病名候補を表示するなどして、病名の登録作業を支援します。
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DI
処方データを入力する際、薬の薬効など添付文書の情報を簡単に参照することができます。
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■カルテの利用地点を特定
カルテを記載した場所、処置を行なった場所などの緯度経度高さを、診療記録の一つとして、CHIRD電子カルテに登録します。CHIRD電子カルテに登録された地点情報は、地域医療データバンクにも登録されます。 地域医療データバンクでは、この蓄積されたデータを解析し、業務改善に役立つ新たな情報を発見します。
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IMESの利用1
屋内版GPSである「IMES」が普及することで、院内の業務についても、部屋単位で行動を記録できるようになります。 |
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IMESの利用2
「IMES」の受信機は、携帯電話にも搭載することも可能です。「IMES」の信号を受信できる携帯電話のIDを病院のシステムに登録しておくことで、外来患者が院内のどこにいるか把握できます。これにより、患者を待合室に縛りつけておく必要がなくなりますので、患者サービスの向上にもつながります。 これ以外にも、入院患者の行動管理や外来患者の自動受付なども検討しております。 |
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GPSの利用
GPSは、誤差が大きいため、在宅医療などでの利用に限られますが、医療スタッフの行動管理などに利用することができます。 |
■関連ページ
一般社団法人 地域医療情報研究開発機構
http://www.chird.or.jp/
デジタルヘルス Online SPECIAL vol.11
http://special.nikkeibp.co.jp/ts/article/aaaa/113522/
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